親との近居・同居を考えた家づくりのポイント
2026.05.24 ブログ
家づくりを考えるタイミングで、「親との距離感」をどうするか悩む方は少なくありません。
子育てのサポートや将来の介護、安心感などメリットがある一方で、生活スタイルの違いによる負担も考えておく必要があります。
今回は、親との近居・同居を見据えた家づくりで押さえたいポイントを解説します。
近居と同居、それぞれの特徴
まずは「近居」と「同居」の違いを整理しておきましょう。
近居
車で数分〜30分程度の距離に住むスタイルです。
メリット
- お互いのプライバシーを保ちやすい
- 子育てや急なサポートを頼みやすい
- 将来的に介護へ移行しやすい
注意点
- 移動の負担がある
- 将来的に通院や介護対応が増える可能性
同居(二世帯含む)
同じ建物で暮らすスタイルです。
メリット
- 日常的に見守りしやすい
- 将来の介護負担を分散しやすい
- 光熱費や土地代をまとめやすい
注意点
- 生活リズムの違い
- 音やプライバシー問題
- 水回りや共有スペースの使い方
同居は「距離が近い安心感」がある一方で、間取り計画がとても重要になります。
実家との距離は“ちょうどよさ”が大切
近居を考える場合、実家との距離感は重要です。
近すぎるとお互いに気を使いやすく、遠すぎるとサポートが難しくなることもあります。
例えば、
- 徒歩圏内
- 車で10〜15分圏内
- 同じ学校区
- 病院や買い物動線の近さ
など、日常生活の動きやすさで考えるのがおすすめです。
特に共働き世帯では、子どもの送迎や急な体調不良時に助けてもらいやすい距離かどうかもポイントになります。
将来の介護を見据えた間取り
今は元気でも、将来的な介護を想定しておくと安心です。
1階に寝室をつくる
年齢を重ねると階段移動が負担になるため、1階で生活が完結できる間取りは人気です。
- 主寝室を1階に配置
- 和室を将来の寝室として使う
- トイレを近くに配置
など、将来の使い方を考えておくと柔軟に対応できます。
平屋という選択肢
親世代との暮らしでは、平屋は相性の良い間取りです。
- 段差が少ない
- 移動距離が短い
- 温度差が少ない
- 将来も暮らしやすい
といったメリットがあります。
特に高齢になると、転倒リスクを減らせる点は大きな安心につながります。
バリアフリーは“今すぐ必要なくても”考えておく
将来に備えて、最初からバリアフリーを意識しておくと安心です。
例えば、
- 玄関の段差を小さくする
- 廊下幅を広めにする
- 引き戸を採用する
- 手すりを後付けしやすくする
- トイレや洗面を広めに確保する
といった工夫があります。
最初から完璧な介護仕様にする必要はありませんが、「将来対応しやすい設計」にしておくことが大切です。
生活動線でストレスを減らす
同居・近居では、毎日の動きやすさも重要です。
水回り動線
洗面・ランドリー・浴室をまとめることで、家事負担を減らせます。
回遊動線
行き止まりを減らすことで、介助時も動きやすくなります。
収納計画
共有スペースが増えるため、収納不足になりやすい傾向があります。
- 玄関収納
- パントリー
- ファミリークローゼット
などを計画的に取り入れることが大切です。
“今”だけでなく10年後・20年後を考える
家づくりでは、今の暮らしやすさだけでなく、将来の家族の変化まで見据えることが重要です。
- 子育て
- 親の高齢化
- 働き方の変化
- 介護
- 老後の暮らし
こうした変化に柔軟に対応できる家は、長く快適に暮らしやすくなります。
親との近居・同居を考える際は、「どこまで距離を近づけるか」と「将来どう暮らしたいか」を家族でしっかり話し合うことが大切です。
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