全棟気密測定をする住宅会社を選ぶべき理由
2026.05.23 ブログ
家づくりで「断熱性能」はよく注目されますが、実は同じくらい重要なのが「気密性能」です。
どれだけ高性能な断熱材を使っていても、家にすき間が多ければ、冷暖房効率や住み心地は大きく変わってしまいます。
そこで注目したいのが「全棟気密測定」を実施している住宅会社かどうかです。
今回は、なぜ全棟気密測定が重要なのかを解説します。
気密性能とは?C値って何?
気密性能とは、家の「すき間の少なさ」を表す性能です。
その指標として使われるのが「C値(相当隙間面積)」です。
C値の考え方
- 数値が小さいほどすき間が少ない
- 単位は「㎠/㎡」
- 家全体のすき間面積を床面積で割って算出
例えば、
- C値 2.0 → すき間が比較的大きい
- C値 1.0以下 → 高気密住宅と呼ばれることが多い
- C値 0.5以下 → 高い施工精度が求められるレベル
同じ断熱材・同じ窓を使っていても、C値によって住み心地は大きく変わります。
カタログ値だけでは性能はわからない
断熱材や窓には「性能値」がありますが、それだけで家全体の性能が決まるわけではありません。
重要なのは、現場でどれだけ丁寧に施工されているかです。
例えば、
- 配管まわり
- コンセントまわり
- 天井や床の取り合い
- サッシ周辺
こうした細かな部分にすき間ができると、性能は大きく低下します。
つまり、
「高性能な材料を使っている」
=「高性能な家」ではありません。
実際に完成した家の気密性能を測定しているかどうかが重要です。
全棟気密測定をする会社は施工精度を確認している
気密測定とは、専用機械を使って家のすき間量を測定する検査です。
全棟で実施している住宅会社は、
- 毎棟ごとの施工精度を確認している
- 数値で品質管理をしている
- 職人ごとのばらつきを減らそうとしている
という特徴があります。
逆に、モデルハウスだけ測定している場合は、
実際の家でも同じ性能が出ているとは限りません。
「全棟測定」を行っているかは、住宅会社選びの大切なチェックポイントです。
気密性能が高いと換気が安定しやすい
現在の住宅では24時間換気が義務化されています。
しかし、家にすき間が多いと、
計画した通りに空気が流れず、換気効率が低下することがあります。
その結果、
- 部屋ごとの温度差
- 湿気
- 結露
- ニオイがこもる
などにつながる場合があります。
高気密住宅は、換気システムが安定して機能しやすく、快適な室内環境を保ちやすくなります。
冷暖房効率にも大きく影響する
気密性能が低い家は、冷暖房した空気が外へ逃げやすくなります。
すると、
- エアコンが効きにくい
- 光熱費が上がりやすい
- 夏暑く、冬寒い
- 部屋ごとの温度差が大きい
といった問題が起こりやすくなります。
高断熱に加えて高気密であることで、はじめて住宅性能を活かしやすくなります。
数値を公開しているかも確認したいポイント
住宅会社を比較するときは、
「高気密住宅です」という説明だけでなく、
- C値の実測平均
- 全棟測定の有無
- どのタイミングで測定するか
- 測定結果を施主へ共有しているか
まで確認するのがおすすめです。
性能を“言葉”ではなく、“実測値”で説明している会社の方が、品質への意識を確認しやすくなります。
まとめ
家の快適性は、断熱性能だけで決まるわけではありません。
- 気密性能(C値)
- 施工精度
- 換気性能
- 冷暖房効率
これらはすべて密接につながっています。
だからこそ、
「全棟気密測定を実施しているか」は、住宅会社選びで重要なポイントです。
カタログスペックだけでなく、実際に建てた家の性能を数値で確認しているか。
その視点を持つことで、住んでからの快適性や省エネ性にも差が生まれます。
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