「コミコミ価格」の注文住宅で確認すべき注意点
2026.05.16 ブログ
注文住宅を検討していると、「コミコミ価格〇〇万円」という広告をよく見かけます。
一見わかりやすく、お得に感じるかもしれませんが、“何が含まれているか”を確認しないと、契約後に予算オーバーになることも少なくありません。
家づくりで後悔しないために、「コミコミ価格」で必ず確認したいポイントを整理しておきましょう。
そもそも「コミコミ価格」とは?
「コミコミ価格」とは、建物本体価格だけでなく、一定の設備や工事費を含めた総額表示のことです。
ただし、住宅会社によって含まれる範囲は大きく異なります。
例えば、
- 建物本体工事
- 基礎工事
- 標準設備(キッチン・浴室・トイレ)
- 設計費
- 一部申請費用
まで含む会社もあれば、
「本体工事のみ」をコミコミと表現しているケースもあります。
“コミコミ”という言葉だけで判断しないことが大切です。
後から追加になりやすい費用
① 照明・カーテン
見落としやすい代表例です。
- 照明器具本体
- カーテンレール
- カーテン・ブラインド
- 間接照明やダウンライト追加
標準仕様が最低限の場合、数十万円単位で追加になることがあります。
② 外構工事
建物価格に含まれないことが多い項目です。
例えば、
- 駐車場コンクリート
- カーポート
- フェンス
- 門柱・ポスト
- 庭や植栽
- アプローチ
熊本のような車社会では駐車計画が重要なため、外構費100万〜300万円程度を想定するケースもあります。
③ 地盤改良費
土地によって必要かどうかが変わるため、別途になることが一般的です。
地盤調査の結果次第では、
- 表層改良
- 柱状改良
- 鋼管杭工事
などが必要になり、数十万円〜150万円以上かかることもあります。
「地盤改良費○万円まで含む」など、上限設定の有無も確認しましょう。
④ 各種申請費用
見積書に細かく書かれていない場合があります。
確認したいのは、
- 建築確認申請
- 長期優良住宅申請
- ZEH申請
- 性能評価申請
- 住宅ローン関連書類
性能住宅ほど申請費が増える場合があります。
⑤ オプション・仕様アップ費用
標準仕様がどこまでかも重要です。
例えば、
- 食洗機
- タッチレス水栓
- 高性能サッシ
- 収納追加
- 室内物干し
- 宅配ボックス
- 太陽光発電
モデルハウス仕様を見て契約したのに、実はオプションだらけだった…というケースもあります。
「標準仕様書」を必ず確認する
価格比較で最も大切なのは、総額よりも“中身”の比較です。
必ず確認したいのは、
- どの設備メーカーか
- グレードは何か
- 窓性能
- 断熱仕様
- 換気システム
- 保証内容
- 点検回数
同じ価格でも、性能や保証が大きく違うことがあります。
契約前に「総額」で確認する
家づくりは、建物価格だけでは終わりません。
以下を含めた総額で確認しましょう。
- 建物本体
- 付帯工事
- 外構
- 地盤改良
- 諸費用
- オプション
- 引っ越し・家具家電
「コミコミ価格が安かったのに、最終的には高くなった」という失敗を防げます。
まとめ
「コミコミ価格」は比較しやすい反面、内容を確認しないと誤解しやすい表示でもあります。
大切なのは、
“何が含まれていて、何が別途なのか”を明確にすること。
価格の安さだけで判断せず、標準仕様・保証・性能・追加費用まで含めて比較することで、納得できる家づくりにつながります。
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